保育園に入るためにやっておくべき準備

保育園の基本情報

保育園には大きく分けて、認可保育園と無認可保育園の2種類があります。
認可保育園とは、保育室の広さや設備、保育士の数といった多くの条件を満たした保育所です。
認可保育園にも、市区町村が運営する公立保育所と、社会福祉法人や学校法人、企業とが運営する民間の私立保育所があります。

認可保育園と無認可保育園の大きな違いの一つは保育料です。
前者は国が認可している保育園のぶん、公的な補助があるため、保育料が安く設定されています。
しかし後者の場合は、国からの認可を受けていない保育施設のため、国への届け出が必要になるのが特徴です。

無認可保育園の保育料は高額になりがちですが、世帯によっては認可保育園の保育料のほうが高くなるケースもあります。
というのも、認可保育園の保育料は父母の所得情報に基づいて計算されるからです。そのため所得が高い世帯においては、無認可保育園のほうが安く済むこともあります。

保育園の入園時期や準備期間

保育園の入園時期は、必ずしも4月1日とは限りません。働く保護者に配慮し、4月前半の週末に行われることもあります。
また、いきなり朝から夕方まで預けるのではなく、必ず慣らし保育というものがあるため、入園初めの期間は午前中だけといった、短い期間からスタートします。園によっては慣らし保育を3月中に行うところもあるそうです。

育休復帰の期間を会社と相談する可能性も踏まえて、入園式の日にちはもちろん、慣らし保育の時期も必ず園のほうへ問い合わせてみてください。

保育園の入園が決まると園から準備して欲しいものを説明されます。
大きさやデザイン、柄などが決まっているところもあれば、自宅で使用しているものを持参でOKと言う保育園もあるので、通う保育園によって、準備のしやすさは異なるでしょう。

紛失・汚れたときを考慮し、余分に購入するものが多いため、早めの準備を行うのが得策です。
とくに4月は他の保育園や幼稚園と入園時期が重なるぶん、求めている品物が売り切れている可能性も考えられます。準備期間は1ヶ月をみこしたうえで行いましょう。

注意するべきポイント

入園前に分からない点・疑問点はいくつか出てくると思います。
保育園の見学や説明会の際に、不明点を確認するのがベストですが、それ以降疑問が出てこないとも言い切れません。
質問を解決できるよう「分からないことを直接お電話で確認しても良いですか?」と事前に聞いておきましょう。その際、担任の先生のお名前や電話をかけていい時間帯も聞いておくとベターです。

また、感染症対策も気をつけておきたい事項です。
保育園入園条件の一つとして、予防接種を受けていることを掲げているところもあるので、子どもの体調を確認しながら予防接種を受けるスケジュールを立てましょう。